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北星学園生協をめぐる、のほほんなブログ。旬の生協情報、極私的情報もお届けします。




2019年6月16日日曜日

大連余話

大原です、こんばんは。

今日の厚別は曇り時々雨の一日でした。

昨日・今日の2日間、新さっぽろサンピアザ劇場で「札幌学生対校演劇祭第10章:X」が開催されました。この演劇祭は今年で10回目で、12団体が参加し、それぞれにテーマに沿った内容のお芝居を披露しました。もちろん、北星学園大学演劇サークルも参加しました。私も時間が取れる限り観劇し、2日かけて11団体のお芝居を観劇しました。北星学園大学演劇サークル、体当たりの熱演で面白かったです。
演劇祭に関わった学生の皆さん、お疲れさまでした。


さて6月5日(水)から8日(土)まで訪問した大連ですが、数えてみれば、今回が15回目の訪問でした。中国語はできないのに仕事・プライベート併せて何とかこなせるのは、日本語ができる人が付き添ってくれていること、そして漢字の国ですので何となく意味が分かるからです。

ただ、文化風習についてはなかなか分からないこともあります。今回の出張ではふたつの新しい文化風習に出会いました。
そのひとつは、端午節。端午の節句であることは分かりますが、日本とは違って旧暦でお祝いするようで、今年は6月7日が端午節にあたり、7日から9日まで3連休でした。訪問先の大連外国語大学も7日は休講でした。この時期に大連を訪問することが多かったのですが、今までは端午節で休講という話を聞きませんでした。これにはいくつかの理由があって、旧暦で端午節が前後に移動すること、また、この連休が始まったのが2008年からだったこと、大外で端午節をお休みにしたことが最近だったことを伺いました。

今までも、もしかすると端午節に訪問していたかもしれませんが、「うまく避けていた」ようです。もちろん、端午節には粽(ちまき)を食べています。大外では7日が休講なので6日の昼食時、学食(教員専用食堂)に粽が出されていました。

左下が粽

そしてもうひとつが、全国統一大学入学テスト(全国普通高等学校招生入学考試:高考)期間中の現場に遭遇したことでした(普通高校が大学を指す)。
このテストは毎年6月7日から9日まで実施されるとのことですので、これまでにも大連滞在中に行われていたはずですが、まったく知りませんでした。ところが、大外の先生との雑談で「端午節と大学入学テストが重なっていて、端午節どころではない親もいます」と聞かされました。 7日の地元のニュースを見ていると、大連地区だけで3.43万人の受験生がいると報道されていました。

大連電視台の朝のニュース

帰国後に調べてみると、毎年、1,000万人の受験生がいるとのことで、日本のセンター入試受験者数58万人程度(2019年)と桁が違います。中国の大学数は約1,300。ひとつひとつの大学の規模は大きいのですが、日本の大学数は約770ですので、大学数の比較では狭き門のようです(少数民族や省の優遇措置があるので単純に競争倍率は計算できない)。

そしてこれも大外の先生に伺ったのですが、日本の入試とは違って一発勝負の試験だそうです。つまり全国統一大学入学テストは一回だけで、成績順に入学できる大学が決まるということのようです。日本のように、国公立と私立大学で別々の試験を受け、しかもそれぞれの大学で各種入試制度があるということはないそうです(中国は国公立大学が圧倒的に多い)。そのため本人はもちろん、家族も高校の先生も力が入るわけです。

今回も、毎朝、散歩であちこち歩き回ったのですが、その途中で、ちょうど受験会場になった高校(高級中学)の前を通りました(大学ではなく高校が会場になることが一般的)。その場で前日に大外の先生に聞いた話に納得しました。

公安も交通整理

色とりどりの旗は高校の旗らしい

会場前にはたくさんの父母や高校の先生が応援に駆けつけ、会場の外からスマホで写真撮影していましたし、交通整理に公安(警察車両)も出動していました。
まさにところ変わればということを実感しました。

というわけで明日からも元気にいきましょう。

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《明日の営業と催事》 
1F購買 8:30-18:30
3F食堂 11:00-17:00 初夏のおいしいおすすめ
Cafe Sarah 10:00-16:30
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