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北星学園生協をめぐる、のほほんなブログ。旬の生協情報、極私的情報もお届けします。




2018年9月1日土曜日

新・生協今昔物語(3)

大原です、こんばんは。

今日の厚別は晴れでした。

新・生協今昔物語(資料から見るあの頃の生協)。
第3回の今日は、1977(昭和52)年のお買物案内。

時計台を強調しているのはなぜ?

現在、毎年、新入生向けに各種の冊子を配布していますが、1970年代にはカラー印刷のパンフレットができていたようです。
見れば、北星学園生活協同組合ではなく、北星大学生活協同組合。
第1回の主務官庁への提出書類でも分かりますように、これは明らかに間違いですね。この間違いも今となっては笑って済ませるのですが、今現在であれば、刷り直しは当たり前で、もしかしたら理事長の責任問題になる?(苦笑)

このパンフレットの中から3つほど紹介します。

まずは、その名も「勉学3点セット」。

全国で同じセットが売られていたのかも…。

机、いす、本棚の3点セットは小学生でも中学生でも、そして大学生でも必需品でした。
こういった商品が紹介されているということは、遠隔地からの入学生が多かったということでもあるでしょう。
右下にあるビニールロッカー(ファンシーケース)も一人暮らしでは必需品でした。

次は、第2回でも紹介したとても懐かしい名前のオリベッティ・タイプライター。

スポーツタオルサービス!(笑)

この時代はラジオの深夜番組が人気を博し、後から振り返ればハガキ職人なんていうラジオフリークがいた時代。その深夜番組のCMで何度も紹介されていたのがオリベッティ・タイプライターでした。
北星学園大学では英文学科がありましたのでタイプライターは売れたのではないかと推察します。

真っ赤なタイプライターが27,900円(もちろん消費税はありません)。
これがどれぐらいの価格なのかを知るために、もうひとつ紹介します。
それは食堂のメニュー。


すでにかけうどん・そばが70円になっています。ラーメンが180円。
タイプライターとラーメンを比較しても感覚的にピンとこないので、厚生労働省の統計から大卒初任給を見てみると、1977年に初めて初任給が10万円の大台にのり、101,000円になりました(現代の価値にすると151,725円だそうです)。
こうやって比較してみると、初任給の3分の1弱ですので高価であることに違いはないでしょうね。

ちなみにかつて紹介した「あの頃の生協」でも、1977年の写真は何枚か紹介しました。写真も資料も残っているというのは、偶然とはいえ、面白いですね。

生協今昔物語(7)
生協今昔物語(8)
生協今昔物語(9) 

この頃の大学の動きを『北星学園大学五十周年史』 から拾ってみると次のようになります(関係がありそうな事項のみ)。

 1976(昭和51)年6月10日 地下鉄東西線(琴似-白石)開通
 1978(昭和53)年3月9日 校舎増改築第1期工事着工
 同年10月1日 大学学生医療互助会発足

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