今朝も爽やかな秋の朝を迎えています。
あの頃の生協を写真で振り返るシリーズ5回目。
今回は、今まで紹介してこなかった購買部。
そして今日の1枚は1973(昭和48)年の写真です。
新しい発見がありますよ~。
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1973年の購買部の様子 |
古い生協(旧大学会館)にあった購買部。見るからに狭そうですが、実にさまざまな商品が目に付きますし、実際にところ狭しと並べられていることが分かります。
ただ、この写真だけを見ても、なかなか細部まで分かりませんので、いくつかを拡大してみます。
まずはビン入りインスタントコーヒー。
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コーヒーに限らずさまざまな瓶詰め・缶詰がありますが、種類が分かりません。 |
画用紙(?)に何が書いてあるかといえば「さわやかな朝の一杯 ネスコーヒー389円」。
さわやかな朝の一杯
うーん、そんなキャッチコピーをテレビで聞いたような…。
後ろにはnido(ニド)がありますね。nidoはコーヒーに入れるクリーミングパウダーです。これも当時流行りました。
今と違っていずれも大瓶です。一人暮らしの学生さんには、なかなか消費し切れなかったのではないかと思ってしまいますが、お徳用ということだったのでしょうか。
次の拡大は天井です。
第1回でも触れましたが、コカ・コーラ全盛期だったのでしょう、天井に、運動会よろしく三角の旗が飾られています。
その左側には「ツ・ブラウス」の文字。もちろん隠れている文字は「シャ」でしょう。「シャツ・ブラウス」も販売していたわけです。
今では衣料品は店頭には並んでいませんので意外に思う学生さんも多いことでしょう。
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当時は、生協に限らず、こんな飾りがあるお店はたくさんありました。 |
奥の棚にズームインすると、ナント、魔法瓶!
保温しかできない魔法瓶のようですが、記憶を辿れば、当時はこのような魔法瓶が一般的だったように思います。
これも学生さんには必需品だったのでしょう。お湯が沸かせるような魔法瓶が普及するのは私が学生時代のとき(1980年代)だったのではないかと思います。
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魔法瓶各種取りそろえています。(笑) |
足元を見ると、「北海コーン」と書かれたポップコーン。これが大きな箱で販売されていたのですから、皆さん、好きだったのでしょう(単に陳列棚にスペースがなかっただけかな?)。
その右にはビン入りコカ・コーラとファンタ。
冷やさずにそのまま販売していたとは考えられませんが、そのまま買っていく学生さんがいてもフシギではないでしょう。
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学生さんが持つカバンもシック。 |
最後は、驚きの1枚。
最初は何か分かりませんでしたが、そして今でも確信は持てませんが、醤油のようです。
しかも一升瓶まであります。
どうなんでしょうねぇ、大学で一升瓶の醤油を買うというのは。(^^;)
もちろん、当時は近隣にお店がなかったでしょうから、日用品も生協で調達する学生さんがいたのは想像できますが、それでも一升瓶とは…。
ちなみに、醤油の一升瓶は割れやすいガラスでできていましたので、持ち運びは大変だったろうなと思います。
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上段右はジャム? 下段はインスタントラーメン? |
実は、1973年の購買部の写真はもう1枚あります。
それもかなり興味深い写真ですが、紹介は次回ということにしましょう。
※ここで紹介している写真は、『写真集 北星学園大学50年』を編集するために収集した写真のうち、生協に関する写真の提供を受けたものです。なお、一番上の写真は写真集24ページに掲載されています。
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