学会のため、仙台に滞在しています。仙台は青空が広がっています。
さて、あの頃の生協を振り返るシリーズ第3回。
前回は喫茶部Rainbowを紹介しました。ところで、皆さんは、この喫茶部がどこにあったのか、気になりませんでしたか?
前回の最後に「現在の大学会館(生協が入っている建物)は1986(昭和61)年3月24日に竣工し、それとともに古い建物が解体されましたので、喫茶部Rainbowは1985年頃まで営業していたものと推察されます。」と書きました。
そうです、昔の生協は今の大学会館とは別の場所にあったのです。
そこで、今回紹介するのは、「昔の生協」。
1976(昭和51)年6月16日(水曜日)に撮影された2枚です。
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自動車もどこかレトロチック |
これが旧学生会館です。
とても大学内にあるとは思えないような建物だと思いませんか。どこかリゾート地のコンドミニアムのような雰囲気さえ感じます(私だけ?)。
敷地内が砂利敷というのは舗装前だからでしょうか(それともずっと砂利だったのでしょうか?)。
この写真だけで、生協がどこにあったのかを想像できる人はかなり北星通です。
そこで、もう1枚、同じ日に撮影された写真を紹介します。
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「昔の生協(大学会館)」全景 |
どうでしょう。
手前は生協の建物、奥はサークル棟だそうです。写真左手の木々は、大谷地神社の杜です。
そしてその奥にご注目。
広場があるのが分かると思います。
拡大してみると…。
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学生さんたちがいますね。 |
そう、これが現在の野球場です。まだ道央自動車道も開通してませんので、遠くまで見通せます。
拡大すると、今のサークル棟側で野球か何かをしている学生さんの姿が見えてます。
そして全景写真、中央奥に建物から上半分だけ見えている木、分かりますか?
その部分を拡大すると…。
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どこかで見てませんか? |
これこそが、北星のご神木といわれた木で、野球場の外野ネット際(第1研究棟とメモリアルステージの間)に、現在もちゃんとあります。
2013年8月2日撮影 |
この木はカラマツで、実は、北星学園大学が大谷地に移転してきたときには、すでにあったといいますから樹齢50年以上です(これについては、ここのページにもう少し情報があります)。
つまり、昔の生協がどこにあったのかといえば、現在の中庭だった、というのが正解です。
中庭に建物があったなんて驚きですよね。
もちろん、現在の研究棟もありませんので、大谷地神社の杜もちゃんと分かるほど見通しがいい場所でした。
それにつけても、「昔の生協全景」の写真、撮影スポットは現在の図書館付近かと思われますが、当時、撮影した場所に何があったのでしょうね。
私はだいたい分かりますが、ちゃんと分かっている方の情報をお待ち申し上げます。<(_ _)>
※ここで紹介している写真は、『写真集 北星学園大学50年』を編集するために収集した写真のうち、生協に関する写真の提供を受けたものです。なお、「昔の生協全景」は写真集24ページに掲載されています。
解体されたのは82年か83年でした。平屋の食堂という印象が。地下鉄駅ができたのが82,83年なのでサイクリングロード〔エルフィンロード?)の写真も気になり、国鉄大谷地駅の写真も気になる。大学から徒歩30秒?最高のアクセスを誇っていた?
返信削除コメントありがとうございます。
削除旧大学会館解体年はもう少しあとのことでした。これについては今後の今昔物語でご紹介いたします。
それにしても、1970年代でも、まわりに何もない場所だったんですね、大学の周りは。