大連出張報告2回目は復路移動編。
帰国日の26日はとても寒い一日でした。
お馴染み友好広場。この時間帯の気温-5℃。 |
大連から新千歳に向かうためには、大連周水子を出て成田で乗り換えます(A社の場合)。以前は成田で新千歳行きの国内線に間に合っていました。しかし今回は乗り換え時間が短くなり、成田から羽田に移動して新千歳に向かう方法しかありませんでした。
26日、11時にホテルをチェックアウトして空港に向かい、搭乗手続きを済ませ待合室へ。
朝のうち、搭乗予定の飛行機の到着が遅れ、15分遅延して出発するとメールで連絡がありました(便利な時代になりました)。成田到着後羽田出発までちょうど3時間ありましたので、15分の遅れなど気にする必要がありません。
しかし…。
実際に搭乗を終えたのは定刻より30分遅れ。
しかもスポットを離れ、タキシングしようとしてまったく動きません。
遅れて着陸した搭乗機。 |
しばらく待っていると機長からのアナウンス。
「当機は管制塔からの離陸の指示を待っています。しばらくお待ちください。」
『ははあ、あれだな』と思い当たるフシがあるものの、どれぐらい待つのか。
「まもなく離陸します。」とCAさんからのアナウンスがあったのは定刻から1時間後。
手許にあるリムジンバス案内(往路でCAさんにもらった時刻表)では、成田から羽田までリムジンバスで所要時間85分と書いてあります。
1時間遅れということは、入国審査を終え税関を抜け、ちょうどのバスがあったとして何とか予定の便に乗り継げる時間。もし入国審査場に列ができていたりするとさらに時間を空費してしまいます。
隣のN先生と「まずいんじゃないの?」
飛行機は順調に飛行を続け、まもなく成田着陸という頃、CAさんが来て「下りたら地上係員のところに行ってください。」
ボーディングブリッジを抜けたところに地上係員が待ち受けていました。
デスクがあるところに行くと、マーカーを塗ったバス時刻表を見せて「このバスの乗車できれば離陸20分前に羽田に到着します。この黄色いリボンを見えるところに付けてください。」
こちらが不安そうな顔をしていると、「大丈夫です、もし出発時刻に間に合わなくても次の便を押さえています。」
「次の便を押さえています。」というところに妙に自信があふれていました。(笑)
とりあえずバスに乗車。
次に不安がよぎったことは『もし次の便になった場合、快速エアポートに乗れるのか?』ということでした。
我々の搭乗予定機は定刻では21時45分に新千歳到着予定。これでも十分遅い時間ですが、さらに遅い便の場合、新千歳発のエアポートがほとんどない時間帯になります。しかも雪の影響があればエアポート最終に間に合わない可能性も出てきます。
「最悪の場合はタクシーですね。」
覚悟を決めて羽田到着。
第2ターミナルであることが幸いして出発予定時刻の30分前に到着(バスはこの後第1ターミナルを経由して国際線ターミナルまで85分でした)。
しかしゆっくりしている余裕はありませんので、バスを降りて走り、指定されたチェックインカウンターへGO!
カウンターにいた係員が怪訝そうな顔をしているので、わざとらしく黄色いリボンを付けた荷物を見せ、「搭乗手続きしてください!」
eチケットを見た係員が手続きをしながら放った一言。
「急がせてしまって申し訳ありません、ご搭乗機は20分遅れです。」
ふたりともドッと力が抜けたのはいうまでもありません。
記念に撮影。もうないでしょうね。 |
荷物を預けるかどうか迷いましたが、せっかく黄色いリボンを付けているので預けることに。(苦笑)
羽田を30分近く遅れて離陸した飛行機は、強い追い風を受けて(とは機長の弁)、定刻より10分しか遅れずに新千歳着。
一番早いエアポートの出発時刻まで約15分。
もし荷物を預けていなければそのままJRに乗車できるのですが、荷物を受け取らなければなりません。ここからは時間との勝負。
ターンテーブルが回り始め、時計と荷物のにらめっこ。
荷物をピックアップできたのが発車5分前。
荷物を持ってJR乗り場に走る、走る。
結果的には、何事もなかったように、出張前に乗車することを予定していたエアポートに乗車し帰宅できたのでした。
次回は大連の現在編。
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